渥美半島にある田原市で行われた建築家・安藤忠雄さんの講演会へ行ってきました。
建築関係者むけではない、市民向けの講演会で、どんな話をするのだろうと興味津津で。
会場は、老若男女さまざまな人でいっぱいでした。
震災の支援、復興リーダーとしてのビジョンから今までの作品紹介を、
関西弁の軽快なしゃべり口で、歯に衣着せぬ発言もしながら笑いも誘いながら
1時間あまりとても短く感じました。
どの話もとても興味深かったのですが、そのなかで一番印象に残ったのは
「イマジネーションを豊かにしてほしい」ということ。
今の子供はなんでも与えられ過ぎて、我慢ができなかったり想像力が乏しくなっている。
もっと感性豊かに、自立した個人に成長してほしい、と。
やはり子供を持つ親として、響きました。
安藤さんは何と言っても提案する力が凄いと思います。
雨が降れば傘をさせばいい、
寒ければ服を着ればいい、それでも寒ければもう一枚、
大きな風呂に入りたくば風呂屋にいけ!
その言葉を相手に納得させるだけの提案力。不便にもまさる提案。
そして提案も凄いけどそれを実行し、成功させる力。
やっぱりすごい人です。
その不便を生活に取り込める人は、もっと凄いのかもしれないけど。
私はもう少し相手に寄り添った提案をしていきたいと思っているけど
視野を広く持ったり、イマジネーションを豊かにという点は影響を受けたいなと思いました。
著書にサインをしてもらい、ミーハー気分も楽しんだ講演会でした。