フィン・ユール邸

そしてこの旅のメインディッシュ。

デンマークの建築家であり家具デザイナーでもあるフィン・ユールの自邸。

生誕100年記念にライセンスを持つキタニの敷地内に

竣工当時の姿を忠実に再現したものです。

 

自分がデザインした家具が生きる形で家を設計したという

一般とは逆の発想から設計されたというのが特徴です。

 

こちらがエントランス。

方位も忠実に再現しているとか。 

しかし、日本は西日が厳しい…。

ホールでの夏の日差しがまぶしかったです。

 

リビングルーム。オリジナルと同じイスが置いてあります。

壁のホワイトに対して天井やベージュ。

写真ではわかりにくいですが、本棚の巾木と幕板がオレンジに着色してあります。

 

ダイニングの天井はオレンジ。

天井高は3mで統一されているそうです。

 

廊下の収納の一角にベンチコーナーが。

座ってみるとすっぽり囲われた感じがとても落ち着しました。

ここに座って本を読みたい。

ちょっとしたことで生活がとても豊かになるなと再確認。

 

色使いがとても印象に残りました。

薄い木目の床と白い壁ととても調和していました。

 

窓の取り方がおおらかで、どの部屋からも庭が見えます。

 

フィン・ユール30歳ほどで設計したこの家。

ライフスタイルにを大切にした物作りへの姿勢を感じました。